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2014年11月の記事

2014年11月17日

223:文化的投資 

現在、2物件でお世話になっている工務店が創立100周年を迎えられました。
自分の会社がようやく四期目を迎えたところですから、100年続けることの大変さは想像を絶します。
これまでにも複数の物件でお世話になり、既に10年以上のお付き合いをさせて頂いている中で、その工務店が伝統の維持と発展に並々ならぬ努力をされている姿を何度も拝見しました。
100年の伝統を維持する行為は既に日本の伝統を維持する行為と同意と言っても過言ではありません。
その姿勢を評価するかのように良いお客様が自然に集まってこられているところを見ると、その行為が社会にとって如何に重要なことかが分かります。
当然、そこでの見積りを他社と比べれば割高になりがちですが、内情を知ればその意味は明快で、その差額は言わば文化への投資だと捉えることができます。
もちろん誰もがそれを理解し承諾できる訳ではありませんが、ファストファッションやファーストフードのようにこれまでの文化を度外視し、安いことだけが極端に優先される風潮のもとでは日本の文化は衰退する一方だということすら忘れられているのが現状です。
千利休の茶の湯の文化を例にとってみても、パトロンとしての秀吉の存在が欠かせなかったように、現代においても伝統や文化の維持、発展において、パトロン的存在は欠かせません。前出の工務店のように100年も企業を続けるためには、いわばパトロンのような良きお客様をお迎えできるかどうかが肝なのかもしれません。
しかし、現代日本ではその考え方がなかなか理解されなくなってきているように感じています。例えば、そのような視点で東京の高級住宅地を巡っても、残念ながら合点が行く建物に巡り会うことは滅多に無く、文化の衰退を危惧せざるを得ません。西洋の宮殿の真似事のような建築をいまだに目にするのには目眩を覚えるほどです。自身のための贅沢と、文化への貢献のための贅沢は全くの別物であることがもっと広く浸透し、後者がもっと正しく評価されるべきだと思っています。
ましてや、成功した人が住宅を建てた際に、週刊誌はヘリを飛ばしてまで、写真を撮り、その贅沢さを誇張して取り上げて、例えそこに文化的な投資があったとしても、それを取り上げること無く、打たれるべき出る杭のような表現で報道するのですが、今後、そのようなことが無くなることを願うと共に、日本の文化の衰退を早めるような行為よりも、日本の文化の貢献を正しく評価するような報道が増えることを強く望んでいます。

H

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2014年11月13日

222:Amazon.com 

h220430作品集「New Made in Japan」の海外での販売が開始され、
アメリカのAmazonでも購入できるようになりました。
http://www.amazon.com/New-Made-Japan-H220430-Japanese/dp/4861524512/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1415807772&sr=8-1&keywords=satoshi+itasaka

New_made_in_japan

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