いまなぜ民藝か - ぼちぼちな日々

2015年04月22日

いまなぜ民藝か 


京都と東京で、新著 『民藝のインティマシー』 刊行記念トークを行うことになりました。

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「いまなぜ民藝か?」
『民藝のインティマシー』(明治大学出版会)刊行記念トーク

Img_4491 [KYOTO]
服部滋樹 × 鞍田崇
《 ここで考えたことの「おさらい」と「これから」 》
2015.05.15 FRI 19.30-21.30
MEDIA SHOP(河原町三条)
料 金: 一般2,000円、学生1,500円 (1drink+food付き) 
http://www.media-shop.co.jp/

[TOKYO]
小林和人 × 鞍田崇
《 手のひらから始まる暮らし、そして社会へ 》
2015.05.20 WED 20.00-22.00
本屋B&B(下北沢)
料 金: 1500yen+500yen/1drink
http://bookandbeer.com/

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[outline]
この数年、民藝への共感がふたたび広がりつつあります。
明治大学出版会より4月に刊行されたばかりの『民藝のインティマシー』は、民藝をめぐる時代背景を振り返るとともに、「インティマシー=いとおしさ」をキーワードに、これからの暮らしや社会のあり方について考える試みを本書の中で記しています。
「いとおしさ」とは誰でも聞いたことがある言葉ですし、普段無意識的に感じているひとつの感情です。
では民藝に触れるときの「いとおしさ」とは?
「いとおしさ」がなぜこれからの暮らしや社会の中で大事なキーワードになってくるのか?

(以上、B&B趣旨文より)

* * *


「いまなぜ民藝か」。新著『民藝のインティマシー』の背景にはこの問いがあります。ですが、この問いは、この本で急に浮上してきたものではなく、僕が民藝について考える中で常に随伴してきたものでした。

それをはじめてかたちにしたのが、前著『〈民藝〉のレッスン』(フィルムアート社、2012)。それにもとづき、1年にわたっておこなわれたレクチャーシリーズでも、ずっと意識の片隅にありました。京都でトークの相手をしてくれる服部滋樹さんは、この間、いちばんたくさん議論をかさねてきた人。自分の中でこの問いを深めていくにあたって、彼の言葉から、ほんとうにさまざまにインスパイアされてきました。『〈民藝〉のレッスン』も、『民藝のインティマシー』も、彼との出会いがなければ、実現しなかったとすらいえます。このたびの京都の企画は、そんな彼と、この問いを問い続けた場所である MEDIA SHOP での久しぶりのトーク。ここで考えてきたことの「おさらい」と「これから」を言葉にできればと思っています。

他方、東京でのお相手となる小林和人さんとは、本書に先立ちいっしょに執筆者として関わった『「生活工芸」の時代』(新潮社、2014)がきっかけ。同書にちなんで、昨年には名古屋でロングトークをご一緒し、生活や物作りのあり方に対するこだわりぶりに大いに共感しました。また、その直後に駒場の日本民藝館で開催された「平成26年度日本民藝館展」で、はじめて推薦者として出品された作品(生簀籠 山崎大造作)が民藝館賞を受賞されたこともあり、民藝の世界に新風を送る存在の一人として、いつかあらためてジックリ議論したいと思っていました。今月はじめに日本民藝館で行われた深澤直人さんとの対談企画の際には、最初に鋭い質問を投げかけてくれ、ますますその思いがつのり今回の企画となりました。

服部さんも小林さんも、民藝を糸口として、いま生活や社会についてどう向き合うのかを考えるにあたり、ひじょうに示唆に富んだ視点を与えてくれる人たち。「いとおしさ」という言葉の響きとは裏腹に、それぞれにエッジの効いた議論になるはずと期待しています。ご都合つく方は、ぜひ。

[profile]
服部滋樹 HATTORI Shigeki  1970年、大阪府生まれ。graf 代表。デザイナー・クリエイティブディレクター。美大で彫刻を学んだ後、1998年に友人たちとクリエティヴ集団 「graf」 を立ち上げる。建築、インテリアなど生活に関わるデザイン全般を手掛け、近年では小豆島での「カタチラボ」の取り組みや、滋賀県のブランディング「MUSUBU SHIGA」など、地域再生をはじめとする社会活動にもその能力を発揮している。現在、京都造形芸術大学情報デザイン学科教授。grafとしての著書に『ようこそ ようこそ はじまりのデザイン』(学芸出版、2013)。

小林和人 KOBAYASHI Kazuto  1975年、東京都生まれ。幼少期をオーストラリアとシンガポールで過ごす。1999年、多摩美術大学卒業後、国内外の生活用品を扱う店 「Roundabout(ラウンダバウト)」 を吉祥寺にて始める。2008年には、やや非日常に振れた品々を展開する場所 「OUTBOUND(アウトバウンド)」 を開始。両店舗の全ての商品のセレクトと店内のディスプレイ、年数回のペースで開催される展覧会の企画を手掛ける。スタイリングや執筆の仕事も少々。著書に『あたらしい日用品』(マイナビ、2011)がある。

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[ お問い合わせ・お申し込み ]
> KYOTO
MEDIA SHOP T/075 255 0783 M/mediashop@media-shop.co.jp
> TOKYO
下記URLをご参照ください。
http://bookandbeer.com/blog/event/20150520_intimacy/



コメント

民藝運動フィルムアーカイブ制作委員会事務局 佐藤 - 2015年4月23日 (木) 09:21

民藝館での対談の直後、ご挨拶させていただいた民藝運動フィルムアーカイブ制作委員会の佐藤と申します。下北沢5.20是非伺いたいと思います。楽しみです。5月中旬カナダからアーカイブ企画の制作プロデューサー、マーティ・グロスが調査と取材のために来日します。ご多忙とは存じますがもしフィルムをご覧いただく機会をいただけましたら幸いです。不躾ながら改めてメールにてご案内いたします。よろしくお願いします。

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